体験者様のお声
1.得たい結果に必要なこと
【岡山市 40歳男性 後藤様】
岡山市の後藤さんは現在、県内・近県において飲食店7店舗を展開している。
7年前にはじめた小さな焼き肉店が、すぐに人気店となった。部位の豊富さや洒落たメニューで評判を呼び、1年後には2店目を出店した。
「いやもう、思ってた以上に儲かりました。私は大阪の鉄板焼ステーキ店で働いていたのですが、地方ではこういうメニューの焼き肉屋は、当時は新しかったんだと思います。」
5年前に事業を拡張。新しくステーキ店としゃぶしゃぶ店を出店した。
銀行融資を受け、スタッフも増員し会社の店舗数は4店となり、スタッフは15名以上となった。
「2店のときで月商3千万円、営業利益は1千万円ほど出ていました。
これと同じことを中・四国地方で展開すれば、10店舗で毎月1億、20店舗で2億、年で20億・・・すぐ金持ちやな、と思いました」
しかし、二つの新店舗を開店した直後のことだった。
同じ幹線道路沿いに、大手FC系列の安売りステーキと焼肉、食べ放題のしゃぶしゃぶをうたう大型店が進出してきたのだ。
「あっというまに客足を奪われ、いっきにどん底でした。1年ほどして会社全体も赤字。
貯金はすぐに底をつき、融資の返済まで遅れたりしました。
銀行に追加融資を申し込んでも断られ、親戚や友人に借金をしてまわりました。
運転資金節約のため、新しい店は臨時休業。いたしかたなく、半数以上の従業員を解雇しました。」
盛況だった元の店舗の客足も伸びないなか、赤字が続くこのままではどうにもならない、事業をすべて廃業しようと決めた。
「夜になると、生命保険で借金の返済ができるか? などと、自殺まで考えるようになっていました。
寝静まった妻や子供たちのことを考えると、情けない思いで毎晩酒を飲んで、ひとり泣いていました」
その矢先、見るに見かねた友人の紹介で紐解き鑑定を受けた。
鑑定の結果「いまの廃業は時が悪いですね。行動は半年先が良いですね。」と言われた。
「そんなの、まったく同意できませんでした。けれど、資金繰りもうまくいかず、給料支払いと融資返済が優先で、家賃や業者への支払いも遅れがち店にも顔を出さず、自己逃避している時期だったので、だらだらと放置したままでした。」
それから半年が過ぎ、その大型店の撤退が決まったのだという。
開店から二年たらず、安いだけの肉は顧客にすぐに飽きられたのだろう。
さらに、融資を受けていた銀行からその大型店撤退後の空きテナントを使わないか、という申し出があった。
移転の設備融資に、これまでの融資残と今後の運転資金を取りまとめて融資できる、という条件だった。
「大家さんから銀行へ仲介の依頼があったそうです。家賃は3割減でいい、と。空調換気等おおまかな設備はそのまま使えそうだし、話はとんとん拍子に進みました。」
心機一転、あらたに開店。商売はすぐ軌道に乗り、売り上げも倍増していったそうだ。
「どんどん忙しくなり、スタッフ募集を出すと、なんと以前に解雇した従業員のみんなが、戻ってきてくれたのです! いまとなると、自殺まで考えた自分がばかばかしくて仕方がありませんでした。しかし給料と融資返済だけは、まじめにやっといてよかった。」
「しかし、なぜあんな予言ができたのだろう? 偶然やろー、と疑ってました。紐解き師に聞いてもなぜだかはわからないそうです。ですが予言といったものではなく、これを偶然と捉えるか、自分で偶然を創造したのかそれは解釈次第だ、と教えられました。」
「自分が独立したころは、季節的なリズムがいいタイミングだった。その後の数年は、ことを起こすには最悪の数年間だったそうです。しかし、この逆境がこのチャンスを招き、未来のあなたを創造したのだ。従業員や銀行への支払いをちゃんとしていたことで、信用という種を蒔いてたのだ、と言われた・・・」
後藤さんはそれを聞いて、気づいたという。
「よくわかりました。最初の成功でがむしゃらに突っ走っていましたが、立ち止まって様子を伺う時を天とでもいうのでしょうか、与えられていた、ということです。もしあのときの売り上げ減少が無ければいまの店舗の話は無かったでしょう。そういう考え方があるということです。30そこそこで、ちょっと金をつかんで、自分は従業員や銀行、世間や、そして家族に支えられて生きているのだ、とうこと。苦労しなければ気付かずにいたでしょう。」
翌年、隣県へ5店舗目を出店した。
その後の出店の時期や計画は鑑定を受けて決めている。
今後も人生の岐路に立った場合、必ず自分のタイミングを見極めて、行動をしていくそうだ。
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